化学物質過敏症は予防できる

化学物質過敏症を発症しないために、化学物質にできるだけ曝露されないよう、より安全な生活習慣を心がけのが一番の予防です。

化学物質過敏症は多くの場合、特別なものによって発症するのではありません。

「危険」だとして禁止される化学物質は、禁止される直前まで普通に使用されているのです。

あまり神経質になる必要はありませんが、化学物質の安全性・危険性については完全には解明されていないこと、また、単一の化学物質は安全でも、身の回りには数百種類かそれ以上の化学物質が常に存在し、その複合影響があり得ることに注意しましょう。

具体的な予防策

・室内空気を汚さない(換気の励行。噴霧式・スプレー式殺虫剤、芳香剤、消臭剤は使用しない。蚊取り線香は使用しないか短時間に限って使用。衣類防虫剤は使用しないか密閉容器中で使用。あらゆるスプレー類は使用しないか戸外で使用)
・食品は安さだけでなく安全性にも注意を
・合成洗剤はやめて石けんに
・住宅の新築・改修・改装は特に注意
・「あれば便利」程度で、なくても良いものは使わない
・家庭だけでなく、職場、学校・幼稚園などでも同様に
・適度な運動で汗をかいてください

発症者への理解と協力を

あなたの近くに化学物質過敏症の発症者がいたら、ぜひ手をさしのべてください。

地域や職場、学校内の化学物質をできるだけ減らすよう、協力してください。